タイムズ カー プラスを運営するタイムズ24株式会社は、タイムズ カー プラスの会員数が50万人を突破したことを7月6日に発表しました。
車両数は34車種12,000台以上、サービス提供エリアは41都道府県、約6,800カ所にまで広がっています。
タイムズ カー プラスは2014年9月に会員数が4万人を突破しましたが、その後、約10ヶ月間で10万人の会員数を増やしたことになります。
月に1万人の会員数の増加。
かなりの増加率ですね。
現在、カーシェアリング業界では2位のオリックスカーシェアを引き離し、タイムズ カー プラスが業界TOPを独走していますが、この流れはまだまだ続きそうです。
このペースで行くと、来年にもタイムズ カー プラスは会員数60万人を突破することが予想されます。
業界全体で100万人を突破する日も、そう遠くないといえますね。
<関連記事> タイムズ カー プラスの料金・サービス詳細 | カーシェアリング比較360°
利便性の良さで会員数を増やすタイムズ カー プラス
カーシェアリング業界3強のタイムズ カー プラス、オリックスカーシェア、カレコ・カーシェアリングクラブでは料金面の差はそれほどないものの、タイムズ カー プラスが独走状態にある理由は、その利便性にあるといえます。
例えば、カーシェアリング比較360°が独自に集計したデータ(※)によると、2015年3月末時点のステーション数は、オリックスカーシェアが1,348ヶ所、カレコが626ヶ所であるのに対して、タイムズ カー プラスは6,396ヶ所もあります。
※<参考> カーシェアリング市場動向 – 2015年第一四半期:主要8社 | カーシェアリング比較360°
オリックスカーシェアの約5倍、カレコの約10倍もステーション数があるわけですね。
まさしく、 “ミヂカ”“オトク”“ベンリ”というタイムズ カー プラスのコンセプトの通り、利用者にとって「身近で使いやすい」サービスを実現していると思います。
2015年3月時点での車両台数も比較してみましょう。
タイムズ カー プラスが11,054台、オリックスカーシェアが2,172台、カレコが731台と、やはりタイムズ カー プラスが他を引き離している状況です。
車両台数では、オリックスカーシェアの約5倍、カレコの約15倍も台数が多いことになります。
「身近にあっていつでも使える」タイムズ カー プラスは、今後ますます、会員数を増やしていきそうですね。
<関連記事>カーシェアリング市場動向 – 2015年第一四半期:主要8社 | カーシェアリング比較360°
カーシェア業界全体では、会員数68万超え!
2015年5月8日に発表された公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団の調査(2015年3月時点)によると、日本のカーシェアリングの会員数は68万人を突破し、681,147人に達したとのことです。
※出典:公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団「わが国のカーシェアリング車両台数と会員数の推移」
同財団の昨年の調査では、全国のカーシェアリングの会員数が465,280人でしたので、この1年間で約21万5千人(前年比46%増)も会員数が増えたことになります。
単年では過去最高の増加数です。
2013年から2014年までの増加数約17万5千人を4万人も上回る結果となっています。
すごい伸び率ですね。
おそらく2016年には、80万人を突破することが予測されます。
もしかすると、2017年には100万人突破ということになるかもしれません。
いまや日本はスイスに次ぐ、立派なカーシェアリング大国と言えるのではないでしょうか。
カーシェアリングはさらに使いやすくなる!
ステーション数と車両台数が増えて、利用者にとってはどんどん利便性が向上しているカーシェアリングですが、今後、会員数がさらに増えていけば、それに応じるかたちでステーション数と車両台数もさらに増加していくものと考えられます。
そうなると、利用者にとって、カーシェアリングは今よりももっと使い勝手の良い便利なサービスになっていくでしょう。
また現在では、チョイモビをはじめとする超小型EV(スマートモバイル)を使ったカーシェアの実証実験が、各地で積極的に行われていますが、こうした試みによりカーシェアリングが都市部だけでなく日本全国に広まって行けば、“どこに行ってもカーシェアを利用できる”という便利な世の中になると思われます。
カーシェアリングの浸透による“持続可能で利便性の高い社会”の実現は、そう遠くない未来のことかもしれませんね。