小型自動車と軽自動車?普通自動車と普通乗用車??何が違うの?【今さら聞けないクルマの話3】

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会の8月6日の発表によると、2014年7月の車名別国内新車販売台数で、トヨタのハイブリッド車(HV)「アクア」が、6月まで3カ月連続で首位だったダイハツ工業の軽自動車「タント」を抜いて、5か月ぶりに首位に立ちました

首位の「アクア」の販売台数は、2万3909台(前年同月比16.6%減)、2位に陥落した「タント」は1万7044台(前年同月比58.8%増)でした。

相変わらず軽自動車人気は高いものの、レギュラーガソリンの全国平均の店頭価格が6年ぶりに170円弱を記録するというガソリン価格の高騰も影響して、燃費性能の高いHVのアクアに再び注目が集まったようです。

<関連記事> 給油はどうするの?ガソリン代は? | カーシェアリング比較360°

ところで、この「新車販売台数」のニュース。
「今、どんな車種が人気なのか」を把握する上でとても興味深いニュースであるため、カーシェアリング比較360°でも何度か取り上げました(※)が、先日その記事を読んだ知人から「新車乗用車販売台数のランキングに軽自動車が入っていないんだけど、どういうこと?」という質問を受けました。

※参考:カーシェアリング比較360°ブログ「ハイブリッドカー、コンパクトカー、軽自動車!今一番の人気車種は?【今話題のクルマの話2】

そうなんです。「新車乗用車販売台数」には、軽自動車は含まれていません
「新車乗用車販売台数」と「新車販売台数」は、そもそも異なります。
このことを皆さんは、ご存知でしたでしょうか?

「新車販売台数」のランキングは、日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会がそれぞれ別々に発表している「新車乗用車販売台数」と「軽四輪車(乗用)新車販売台数」をまとめたものなんです。
「新車乗用車販売台数」に軽自動車が含まれないのは、そもそも「軽自動車」が「普通乗用車」ではないからです。

この回答に対して、知人は「あ、そうか。軽自動車は普通じゃなくて小型だからか」と言いましたが、そうではありません。
「軽自動車」は、「小型自動車」とも異なります

つまり、日本の分類では、「普通自動車」と「小型自動車」と「軽自動車」はそれぞれ異なる「自動車」であるということになります。

こうした日本での自動車の分類は、1949年7月に『運輸省令第36号「車両規則」第3条第2項』が改定された際、「自動車を分けて軽自動車、小型自動車、普通自動車及び特殊自動車の四種とし、その分類は別表で定める」とされたことに端を発しています。

ちょっと整理してみましょう。

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自動車と乗用車の違い

まず、普通乗用車、小型乗用車、軽自動車の分類の前に押さえておかなければならないのが、自動車と乗用車の違いです。

  • 自動車とは、乗用車や貨物自動車(トラックやダンプなど)、バスなどを含んだ総称です。
  • 乗用車とは、自動車のうち、用途が(貨物運搬などではなく)乗用に限るものです。

つまり、自動車=(乗用車+貨物車+バス)ということになります。
普通乗用車は、普通自動車というジャンルの中に含まれるわけですね。

このことは、軽自動車にも該当します。
軽自動車という場合、正確には、軽自動車(乗用)だけでなく、軽トラックなども含みますが、慣例的には、乗用を目的とした軽自動車のこと指す場合が多いようです。

普通乗用車、小型乗用車、軽自動車(乗用)の違い

普通乗用車、小型乗用車、軽自動車(乗用)はナンバープレートで見分けることができます。

  • 小型乗用車
    ナンバープレートの分類番号が5または7で始まり(5ナンバー車、7ナンバー車)、人の乗用に用いられる小型自動車のこと。
    自動車の大きさが全長4.7m、全幅1.7m、全高2.0m以下で、ガソリン車の場合は総排気量が2000cc以内。
  • 普通乗用車
    ナンバープレートの分類番号が3で始まり(3ナンバー車)、人の乗用に用いられる乗車定員10人以下の普通自動車のこと。
    自動車の大きさが全長4.7m、全幅1.7m、全高2.0m以下で、ガソリン車の場合は総排気量が2000cc以内という小型乗用車の基準を1項目でも上回ると、普通乗用車に分類される。
  • 軽自動車(乗用)
    黄色いナンバープレートで、人の乗用に用いられる軽自動車のこと。
    自動車の大きさが全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0メートル以下で、総排気量が660cc以内。

つまり、普通乗用車、小型乗用車、軽自動車(乗用)は、自動車の大きさ(長さ、幅、高さ)と排気量によって区別されているわけですね。

ちなみに、今はやりのコンパクトカーは、多くが小型乗用車です。
7月の車名別国内新車販売台数で首位に返り咲いた「アクア」も、小型乗用車に分類されます。

ただし、車体がコンパクトでも、総排気量が2000ccを超えると普通乗用車に分類されるため、小型乗用車ではないこともありますから、見た目で判断するのはなかなか難しいかもしれません。
もし分からない場合は、先ほども言ったように、ナンバープレートを見れば、見分けることができます。

これで新車乗用車販売台数のランキングに軽自動車が入っていない理由が分かりましたね。
「新車乗用車販売台数」にカウントされるのは、乗用車だけ。
つまり、普通乗用車と小型乗用車だけです。
軽自動車は、あくまで人の乗用のための「軽自動車」であって、「乗用車」ではないのです。

ガソリン価格が高騰している現在、消費者の方は少しでも燃費の良いクルマを購入しようと考えられていることと思います。
「普通乗用車にするか、燃費のことを考えて小型乗用車か軽自動車にするか」と迷われることもあるでしょう。
そんな時は、カーシェアリングを利用して、色々な車種を試乗(※)してみるのも手かもしれません。

<関連記事> どんなクルマに乗れるの?エコカーは? | カーシェアリング比較360°

※参考:カーシェアリング比較360°ブログ「試乗車にも使える!カーシェアリングの賢い活用法【1】

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この機会に、賢いカーライフを実現するカーシェアリングという選択肢があることも、ぜひ覚えておいてください。

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