共有するのは車か移動時間か、じわり広がるライドシェアは今どきの相乗り

カーシェアリングと似たことばで、ライドシェアがあります。これは、移動時間や空間をシェアしようというもので、国内でもにわかに広がりを見せています。

ライドシェアとは

ライドシェアとは、いわゆる相乗りのことなのですが、昨今のはかつてのヒッチハイクのようなものとは一線を画します。

かつてのヒッチハイクは若者が全国を旅するイメージが先行していると思いますが、昨今のライドシェアは低炭素社会を目指すなかで、みんなでガソリン代を割り勘して、素敵な世界をつくろうぜ、というムーブメントなのです。パーソナルモビリティやカーシェアリングが注目されている流れと基本的には同じと言えます。

※カーシェアリングとの違いは、カーシェアはみんなが車を所有(シェア)するのに対して、ライドシェアは移動空間を分け合おう、というスタンスになり、そこが大きな違いです。カーシェアリングのほうは、所有時間を分け合おうというイメージです。

ライドシェア、日本の事例は?

2015年4月23日、国内のライドシェアサービスの魁であるノッテコがリリースを発表しました。

長距離ライドシェア(相乗り) – notteco(のってこ!)

【修正版】国内最大の長距離ライドシェアサービス「notteco」が“LCC戦争”に殴り込み|Costyleのプレスリリース

「のってこ!」を「notteco」(読み:のってこ)へと全面リニューアルしました。利用者の利便性を考慮した、スマートフォン表示への対応や、安全性の向上のため、携帯電話やメールアドレスによる認証、会員間で5段階評価できる「レーティングシステム」を導入。

スマートフォンの普及により、シェアすることが身近なシステムとなりました。ライドシェアもその流れにのって普及が広がってきました。国内では「notteco」がサービス拡充を掲げ、ユーザーを増やしています。

一見しますとカーシェアリングのライバルのように見えますが、ライドシェアは移動時間のシェアなので、じつは競合は格安航空や高速バス。そういう点ではカーシェアリングとは、ともに成長していく見られ、今後も注目ですね。

<関連記事>カーシェアリングを価格で比較! | カーシェアリング比較360°

ライドシェア先進国アメリカ

アメリカではすでにライドシェアの新興企業が巨大な市場を気づいています。

米国で急拡大するライドシェアサービス「Lyft」が日本を席巻する日 | Social Design News

いずれ日本にも上陸すると見られ、黒船来週ともなりますと、また市場が活性化しそうな雰囲気です。LINEあたりが、ライドシェアサービスを実装してきますと、それまた面白いことになりそうで楽しみです。

相乗りで注意すること

知らない人の車に搭乗するわけですから、すべて自己責任となります。

その点ではアメリカは先行しています。

対策1:Facebookによる実名での登録

実名と素性が明らかでないと利用ができません。

対策2:相互評価による品質維持の仕組み

ドライバーと搭乗者の相互のレビューがうまく機能していて、日本ですとヤフオクのように品質を維持する仕組みとして定着しているようです。

とはいえ、それでも個人間取引はトラブルがつきものです。国内大手のnottecoがどういう仕組みを提供してくるのか、それともアメリカ仕込みのLyftが成熟した仕組みを持ってくるのか、はたまた国内サードパーティが乗り込んでくるのか楽しみですね。

ライドシェアまとめ

ライドシェアは、カーシェアリングと競合するものではなく、お互いを補完するものとして、今後成長していくと思われます。利用時間をシェアするのか、移動時間をシェアするのか。

スマホ技術が発展してくなかで、これからも低炭素社会に向けたモビリティのシェアリングに目が離せません。