ワンウェイ(乗り捨て)方式のカーシェアリング「smaco(スマコ)」が、本当に革新的である5つの理由

※スマートワンウェイカーシェアリング「smaco」は、2015年9月末日返却分をもって運用終了となりました。

先日、国内初のワンウェイ(乗り捨て)方式のカーシェアリング「smaco(スマコ)」が9月1日より横浜市内の8か所のカーステーションで始動することをカーシェアリング比較360°公式ブログでも紹介しました※が、この「smaco(スマコ)」。これまでのカーシェアリングと比べるととても革新的だと言えます。

そこで、今回は先日のブログでは詳しく解説できなかった「smaco(スマコ)」が本当に革新的である理由について、解説してみようと思います。

このブログを一読していただければ、ワンウェイ方式の「smaco(スマコ)」の登場が、従来のカーシェアという枠内に収まる話題ではなく、日本の都市部での交通事情を根本的に変える大きな前進であることをご理解いただけることと思います。

※参考:カーシェアリング比較360°公式ブログ「国内初、ワンウェイ(乗り捨て)方式のカーシェアリング「smaco(スマコ)」が、9月1日より横浜で始動!」

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従来のカーシェアリングとの違い

先日のブログでも取り上げたとおり、「smaco(スマコ)」と従来のカーシェアリングとの違いは、「smaco(スマコ)」がワンウェイ方式のカーシェアリングであるのに対して、これまでのカーシェアリングはラウンドトリップ方式であるということです。

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つまり、これまでのカーシェアリングでは、クルマを借りるステーションと返すステーションが同じ(ラウンドトリップ方式)でしたが、「smaco(スマコ)」では借りたステーションと違うステーションにクルマを返却できる(ワンウェイ方式)ようになります。

このワンウェイで利用できるという特長は、「S」を寝かせたような「smaco(スマコ)」のロゴマークにも表現されています。

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ワンウェイ方式「smaco(スマコ)」のメリット

  • 1、手軽に利用できて、タクシーよりも格段に安い
  • 2、目的地で乗り捨てできるから、使用(移動)していない間の料金が発生しない
  • 3、目的地で乗り捨てできるから、お酒を飲むこともできる

カーシェアリングは、「手軽に利用できて、タクシーよりも安いから便利でおトク」と説明されることがあります。

しかし、従来のカーシェリングはラウンドトリップ方式ですので、出発したステーションに返却しなければならず、「タクシー」のようにワンウェイで利用することは不可能でした。

けれども、ワンウェイ方式の「smaco(スマコ)」では、この「乗り捨て」ができるため、文字通り「手軽に利用できて、タクシーよりも安いから便利でおトク」になります。

例えば、新横浜から元町の中華街まで行くときにタクシーを使うと、約30分、3000円強の料金がかかりますが、「新横浜」のステーションで「smaco(スマコ)」を利用して、「元町中華街」のステーションで乗り捨てれば、400円(200円~/15分)とタクシーに比べて約1/8の格安料金で移動することができるのです。

しかも、「元町・中華街駅」まで「菊川駅」経由で500円程度かかる電車での移動よりも安く済みます。

これは「新横浜」で在来線に乗り換える新幹線利用者にとっても、行き先によっては便利で賢い手段になるといえるのではないでしょうか。

乗り捨てできるメリットは、他にもあります。

ラウンドトリップ方式のカーシェアリングでは、目的地に行って駐車している間も利用料金が発生していましたが、ワンウェイ方式ならば、目的地で一度返却してしまえば、現地で行動している間は利用料金が発生しないというメリットもあります。

帰路もカーシェアリングを利用するなら、30分前から予約できるので、帰る直前に予約すればOK。無駄な出費を削減することができます。

もちろん、帰りは電車などの公共交通機関を使って帰ることも可能なので、現地で「お酒を飲む」こともできます

このようにワンウェイ方式のカーシェアリング「smaco(スマコ)」は、これまで以上に便利で賢く利用することができるのです。

「チョイモビ ヨコハマ」との違い

  • 1、「チョイモビ ヨコハマ」が「実証実験」であるのに対して、「smaco(スマコ)」は規制緩和により、どこでも行える取り組みの第一弾として誕生するワンウェイ方式の新しいカーシェアリング・サービス
  • 2、「チョイモビ ヨコハマ」の利用範囲が横浜市内限定であるのに対して、「smaco(スマコ)」の利用範囲は制限なしなので、例えば都内に行ってもOK
  • 3、「チョイモビ ヨコハマ」が横浜という地域限定の特別な取り組みであるのに対して、「smaco(スマコ)」は今後のニーズ次第ではステーション設置地域の拡大が予想される一般的なカーシェアリング・サービス

カーシェアリングに詳しい方の中には、「smaco(スマコ)と既にサービスを開始しているワンウェイ方式のチョイモビとでは、どこが違うの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

「チョイモビ ヨコハマ」とは、日産自動車と横浜市が協働で進める「ヨコハマモビリティ“プロジェクトZERO”(YMPZ)」の一環として、両者が中心となり、「低炭素交通の推進」、「都市生活・移動のクオリティアップ」、「観光の振興」を目的に、約1年間の期間限定で実施されるプロジェクトです。

現在、国土交通省の「超小型モビリティ導入促進」事業の支援を受けて、ワンウェイ方式の超小型カーシェアリングとして運用されています。

確かに、「ワンウェイ方式」という点では、「smaco(スマコ)」も「チョイモビ ヨコハマ」も同じであると言えます。

しかし、「チョイモビ ヨコハマ」が横浜という地域限定の特別な取り組みであり、いわゆる「実証実験」であるのに対して、「smaco(スマコ)」は横浜市の「横浜・低炭素交通プロモーション」に選定されていますが、アマノグループのアマノマネジメントサービス株式会社が運営する横浜市内のカーステーションを拠点に、メルセデス・ベンツのオシャレなマイクロコンパクトカー「スマート電気自動車」を用いて、オリックス自動車の「オリックスカーシェア」がサービスを提供するという「新しい事業の嚆矢」です。

これまで事業者は届け出した場所以外で車両を貸し出すことはできませんでしたが、今年3月27日付けの国土交通省通達「いわゆるワンウェイ方式のレンタカー型カーシェアリングの実施に係る取り扱いについて」での「届け出した場所以外でも車両を貸し出しすることができる」というワンウェイ方式のカーシェアリングの「規制緩和」を受けて、オリックス自動車とメルセデス・ベンツ日本とアマノの3社がタッグを組み、どこでも行える取り組みの第一弾として9月1日から全国で初めて運用を開始する新型のカーシェアリング・サービスなのです。

また、「チョイモビ ヨコハマ」の利用範囲が横浜市内限定であるのに対して、「smaco(スマコ)」の利用範囲は制限なし。例えば、都内まで買い物に行くというときにも利用できます

9月1日からの開始時点では、ステーションは横浜市内だけの設置となりますが、2015年3月31日までの7ヶ月の間で、利用状況や利用者からの要望などを検証するとのこと。

つまり、利用ニーズが高ければ、横浜市だけでなく、今後東京都や各主要都市部にまでステーションが拡大して行くということも十分あり得るということです。

※スマートワンウェイカーシェアリング「smaco」は、2015年9月末日返却分をもって運用終了となりました。

ワンウェイ方式のカーシェアリング「smaco(スマコ)」が革新的である理由

  • 1、アーバン・モビリティの変革
  • 2、都市部における慢性的な渋滞の解消
  • 3、交通利便性の向上
  • 4、C02排出量の削減による環境保全への貢献
  • 5、人々のライフスタイルの変化

こうした「smaco(スマコ)」の始動は、数年後に振り返ってみたとき、カーシェアリングの進化・発展に留まらず、もしかするとアーバン・モビリティに革命をもたらすほどの画期的な出来事であったといわれることになるかもしれません。

つまり、カーシェアリングを日本で開始したカーシェアリング業界のパイオニアであるオリックス自動車が、メルセデス・ベンツ日本とアマノの協力のもと、日本の交通事情にパラダイム・チェンジをもたらすかもしれないということです。

オリックス自動車、メルセデス・ベンツ日本、アマノ3社の記者発表によると、「smaco(スマコ)」には単なるワンウェイ方式のカーシェアリングという使い方だけではなく、公共交通機関とクルマ利用を組み合わせる「パーク&レールライド」(レール&カーシェア)を推進する狙いがあるということですが、この狙いが実現されれば、都市部の交通事情が今とくらべて変化することはまず間違いないことでしょう。

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これまでの相互に断絶したマイカーと公共交通機関という2本柱の交通手段から、ラウンドトリップ型のカーシェアリングとワンウェイ型のカーシェアリング、そして公共交通機関が有機的かつ機能的に融合したスマート・トランスポーテーション・システム(便利で賢い交通手段)へと移行することになると思われます。

そうすれば、都市部の慢性的な渋滞も解消されることになるでしょうし、交通利便性も高くなることでしょう。

また、「smaco(スマコ)」がメルセデス・ベンツのマイクロコンパクトカー「スマート電気自動車」を用いていることにも注目です。

現在、EVカーはそれなりに浸透してきました。しかし、充電場所の問題から、劇的に広まるまでには至っていません。

しかし、カーシェアならば、日本全国のカーステーションに充電器を設置することができるので、充電問題も容易に解消することができると思われます。

ということは、EVカーへの本格的な移行も、ワンウェイ式カーシェアリング「smaco(スマコ)」の始動によって、始まるかもしれないということです。

EVカー時代が到来すれば、もちろんCO2排出量の削減につながりますし、環境保全にも貢献することになります。

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所有からシェアへ。

今回の「smaco(スマコ)」の始動によって、ライフスタイルの変化をも巻き込む新たな時代へと突入したといえるでしょう。

このように「smaco(スマコ)」が革新的であるといえるのは、「smaco(スマコ)」がアーバン・モビリティの変化を引き起こし、それによって人々の生活様式がラディカルに変化することになるかもしれないからなのです。

これから、お盆シーズン。

この時期になると毎年高速道路は渋滞しますが、「昔はお盆休みになると高速道路が渋滞したんだよ」と子供たちに語る日も、そう遠くはないのかもしれません。

ワンウェイ方式「smaco(スマコ)」は、9月1日からはじまります。

オリックスカーシェアの会員になれば、誰でも「smaco(スマコ)」を利用することが可能です。

利用料金は個人A会員ならば15分200円距離料金は無料です。

オリックスカーシェアでは、月額基本料金が無料の個人Bプランも用意されています。

まだ、オリックスカーシェアの会員になられていない方は、新たな時代の息吹を体験するためにも、ぜひご入会されてみてはいかがでしょうか。

これから「オリックスカーシェア」に入会してみたいという方はこちらから>>>

※スマートワンウェイカーシェアリング「smaco」は、2015年9月末日返却分をもって運用終了となりました。