被災地で大活躍!ボランティアで役に立つレンタカーの使い方

カーシェア体験

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被災地で使えるレンタカー

4月に熊本県で大きな地震があり、全国から自衛隊、消防、警察が動員されました。そして全国から多くのボランティアが集まります。東日本大震災以降、災害時には全国から災害ボランティアが集まる風潮となっています。被災地では、災害の影響で電車が運用していなかったり、被害が酷い地域へ向かうためには公共交通機関では満足に到着できないこともあります。そこで、ボランティアで被災地へ向かう手段の一つとして広まってきたのが、レンタカーやカーシェアリングです。

災害支援ボランティアにおけるレンタカーの需要が高まる一方で、各社がそれぞれ独自のプランで復興支援レンタカーの提供をはじめました。今回は、都心に住んでいる私が熊本まで飛行機を利用し、実際に現地でレンタカーを借りてボランティアへ向かった経験を紹介したいと思います。

熊本で借りられる復興支援プラン

各レンタカー会社では、復興支援を目的とした場合、通常とは異なるプランでレンタカーを借りることができます。まず、熊本空港そばのバジェットレンタカー社が「復興支援レンタカー」として、ボランティア活動参加者向けに、定価の50%OFFの料金で提供しています。

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参考までに、軽自動車の1BOKバン(貨物車)の場合、通常24時間が7580円ですが、WEB会員限定ですが、復興レンタカーキャンペーンの期間の2016年7月15日出発分までだと3780円の費用で利用できるようです。これは超破格値です。

また、具体的なプランは記載されていませんが、窓口が設けられており、相談を通して借りることができる会社もあります。(トヨタレンタカー 復興支援用レンタカーオリックスレンタカー 復興支援レンタカー手配相談窓口のご案内

ニッポンレンタカーは、被災地支援の一環として、乗用車タイプ10台を3ヶ月間、延べ30台を無償で熊本県の自治体などへ提供するなど、各社それぞれがレンタカーを使って、中長期的に被災地を応援するような体制が整いつつあります。

レンタカーで災害ボランティアへ

私が選んだのは、ニッポンレンタカーでした。被災地支援に最適な、軽自動車の箱バン、スズキブリーバンを借りることができたからです。お店に到着すると、免許証を提出し、注意事項・保険関係を確認、私と同乗者名をサインし、早速車に案内されました。

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スズキブリーバンは、荷室が広く、後部座席を倒せば大きな荷物でも積載可能で、軽トラックのように荷物が雨ざらしにならなくて済み、防犯上でも安心です。

災害ボランティア団体の「熊野レストレーション」のテクニカルサポート隊として、災害支援車両の掲示を施しました。

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宿泊していた平山温泉の山間から、被災地の現場まで約40数キロ、小一時間程度の行程、山間のワインディングロードも難なくエブリー号は快調に運んでくれました。

一般的に軽自動車の貨物車は、仕事以外で利用する事はないかもしれませんが、手軽に費用を掛けずに大きな荷物を移動するには最高のアイテムです。昨今では、引っ越しのお手軽パックのように引っ越し会社のメニューなどでも、軽貨物を使って引っ越しサービスをする料金設定プランもあるほどです。

金曜日の夜に借りて、散々荷物と人を運んで日曜日の夜に返却、保険なども全部込で約1万7千円に加え、燃料代が3000円。現地で走り回り、福岡〜熊本の往復行程で走行距離は約300キロでした。

レンタカーを被災地で使うメリット

レンタカーや、カーシェアリングを利用する事で、気軽に遠方へ足を運んで好きなように動き回れる、上手に使うレンタカーライフ、災害支援ボランティアでした。

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まとめると、被災地でレンタカーを借りるメリットは2つあります。まず、復興支援プランが用意されていて、これを使うことによって、低予算で「被災地を応援したい!」という気持ちがあれば、ボランティアへ行くことができるようになります。次に、被災地の現場に最適なバンを借りることができることです。今回はスズキブリーバンを借りましたが、日常使っている車では、この機動性を発揮することはできません。

カーシェアリング協会では、カーシェアリングによるサポートを始めています。九州内で車を集め、被災された方や支援活動を行う方々に車を届け生活の再建を応援します。こちらのページより、詳細や各種募集を確認することができます。

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