2020年2月14日に、それまでのフィットHVの後継車(4代目フィット)として新たに発売されたホンダの「フィットe:HEV」。
「5ナンバーサイズ」のコンパクトハッチバック型ハイブリッドカーとして2011年12月26日に誕生して以来、幾度の改良とマイナーチェンジを繰り返しつつも今だにトヨタの主力車種に君臨し続けるトヨタ「アクア」。
過去には、「超低燃費コンパクトハイブリッドカー2強」と呼ばれたりもしたフィットとアクアですが、現在でも変わらず高い人気を博しています。
現在、クルマの購入をお考えの方のなかには、「フィットe:HEV」にするか「アクア」にするかで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
でも、実際どっちの方がいいクルマなんでしょう?
ネットでちょっと検索してみると・・・・・・
クルマ雑誌のWebサイトから個人ブログまで「フィットe:HEV」と「アクア」を比較しているサイトがかなりの数ありますね。
とりわけ多いのが、燃費や性能の数値比較。
数値比較は客観性があるため情報としてはとても有益なのですが、クルマ好きの男性ならともかく、初めてクルマを購入しようと考えている方や女性の方にはちょっと難しいかもしれませんね。
そこで、今回は「カーシェアリング比較360°スタッフブログ」が、「フィットe:HEV」と「アクア」を徹底比較!
数値からだけじゃわからない「フィットe:HEV」と「アクア」の違いに迫ってみようと思います♪
どちらにするかでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
フィットe:HEVについて
まずはフィットe:HEVについて。
かつてのセダンブームも過ぎ去り、利便性と機能性に優れたコンパクトカーが人気を集めるようになってから大分経ちましたが、今でも新車売り上げ台数ランキングのトップ10にコンパクトカーは何車種もランクインしています。
そんな大激戦のコンパクトカー市場の中で、根強い人気を誇っているのがフィットとアクアです!
フィット(初代フィット)は、2001年の鮮烈なデビュー以来、今なおコンパクトカー市場をけん引し続けている人気車種です。
2002年には、国内販売で33年間連続第1位に君臨し続けたトヨタ「カローラ」を、その座から引きずり下ろしたことでも有名ですよね~。
そして、2020年には4代目フィットとして、フィットe:HEVが新たに発売されました。
2代目~3代目のフィットは「フィットHV」という名称で親しまれてきましたが、4代目フィットのハイブリッドモデルは、ホンダのコンパクトカーでは初搭載となる2モーター方式e:HEVを採用したことにより、「フィットe:HEV(イー エイチイーブイ)」へと名称が変更されました。
最新型フィットは、最近でこそ販売台数でトヨタのヤリスやカローラの後塵を拝しているものの、クラストップの実力を誇っています。
アクアについて
対して「アクア」は、2011年12月にデビュー。
プリウスよりも手軽に買える5ナンバーのハイブリッド車ということで、発売当初は納車まで約半年!!かかると話題になりました。
一時期はクルマを運転していて、見かけないことがないほど大人気の車種でした。
しかし、2020年2月にトヨタが「ヴィッツ」の後継モデルとして5ナンバーサイズのハイブリッド車「ヤリス」を発売したこともあり、アクアの人気は一時期に比べ低迷しました。
そうしたなか、2020年7月21日からアニメ「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮華」を使ったアクアのテレビCMなどの放映が開始。
販売から約10年が経過しようとしているアクアですが、鬼滅人気の後押しもあって、今再び注目されています。
フィットe:HEVとアクアはどっちが人気か?
フィットe:HEVとアクアでは、どちらのが人気が高いのでしょうか?
まず、2020年の新車販売台数ランキングの順位を見てみましょう。
※フィットの新車販売台数は、フィットe:HEVとフィットBASICの合計台数です。
<フィットe:HEVとアクアの人気比較①>
2020年新車販売台数ランキング | ||
車種 | フィットe:HEV | アクア |
順位 | 4位 | 14位 |
販売台数 | 98,210台 | 59,548台 |
前年比 | 132.0% | 57.4% |
やはり、2020年にフルモデルチェンジで発売されただけあって、販売台数ではフィットe:HEVに軍配が上がりました。
アクアについて言えば、先にも触れたように、2020年に同じトヨタからヤリスが発売されたことが販売台数を落とした要因であると言えるでしょう。
しかし、アクアは販売開始から既に10年近くが経過しているのにもかかわらず、未だにこの順位をキープしていることが驚異的です。
このことが、何よりもアクアの根強い人気を証明しているのではないでしょうか。
ちなみに、2021年に入ってからのフィットe:HEVとアクアの新車販売台数はどうなっているのでしょうか。
<フィットe:HEVとアクアの人気比較②>
2021年1月・2月の新車販売台数ランキング | ||
車種 | フィットe:HEV | アクア |
1月順位 | 10位 | 20位 |
1月販売台数 | 5,889台 | 3,033台 |
1月の前年比 | 339.4% | 45.8% |
2月順位 | 12位 | 19位 |
2月販売台数 | 5,782台 | 3,773台 |
2月の前年比 | 70.3% | 44.7% |
2020年に比べて、フィットe:HEV、アクア共に順位を落としていますが、フィットe:HEVの場合、販売から1年経過しても前年比約70%台の販売数ですので、アクア同様に人気が持続していると言うことができると思います。
フィットe:HEV vs アクア!徹底比較!!
さて、ここからがフィットe:HEVとアクアの徹底比較!です。
以下で居住スペースや運転性能等、数値では分からない部分を比較してみました。
<フィットe:HEV vs アクア!徹底比較!!>
比較箇所 | フィットe:HEV | アクア |
居住スペース(前席) | ○ | ○ |
居住スペース(後部座席) | ○ | △ |
運転性能 | ○ | ○ |
ラゲージスペース | ○ | ○ |
・居住スペース(前席)
ともに視界は良好で運転はしやすい。シートのサポートはフィットe:HEVに比べるとアクアの方が上か。
・居住スペース(後部座席)
フィットe:HEVのリアシートは中央に大人が座れるほど広い。
アクアはフィットe:HEVに比べると中央席の足元が狭く、天井も低いため、若干の圧迫感あり。
・運転性能
直進時の安定感、コーナリングはともに○。スポーティな走りという点では、アクアに軍配か。
・ラゲージスペース
奥行、左右幅ともにフィットe:HEVの方が広い。たくさん荷物を積むならフィットe:HEVか。
【総合評価】
スポーティな走りやシートなどの装備では、アクア!
利便性や実用性なら、荷物がたくさん積めて後部座席も広々したフィットe:HEV!
どちらを選ぶかは・・・・・・・・・何を重視するかで変わると思います。
同じハイブリッドコンパクトカーでも、メーカーによって力を入れているところが違います。
スポーツカーとミニバンに、それぞれ違ったメリットがあるように、一概にどちらというのは難しいですね。
とはいえ、総合評価は、CS比較360°スタッフによる比較にもとづいた評価です。
実際、乗ってみたら印象は全然違うかもしれません。
やはり、「試乗」してみるのが一番だと思います。
試乗はカーシェアで気軽にゆっくりと!
比較する際に、試乗してみるのが一番だとわかっていても、ディーラーで試乗すると、ゴリゴリの営業に合うなんてこともありますよね。
そんなことを考えると、気軽に試乗とはいかないかもしれません。
そこで活躍するのが、カーシェアリングです♪
<参考: カーシェアリングの特長 | カーシェアリング比較360°>
カーシェアリングは入会手続を完了すれば、ネットから予約して、予約時間になったらステーションに行って試乗するだけ。
カーシェアのステーションは無人なので、誰かに気を使うこともありません。
購入判断のために、カーシェアリングで試乗すれば、じっくりと納得のマイカー選びができます。
<参考:試乗車にも使える!カーシェアリングの賢い活用法【1】>
例えば、アクアなら、タイムズカーやオリックスカーシェアなどで乗ることができます!(^^)!
しかも、オリックスカーシェアなら月額基本料金無料プランもあるので、入会ハードルも高くありません。
<参考:「カーシェアはどれも一緒」は嘘!カーシェア各事業社の特長(1)オリックスカーシェア>
また、月額無料プランなら、新車購入後もカーシェアを利用しなければ費用は一切かからないので、金銭的な負担にはなりません。
しかもカーシェアに加入しておけば、出先や旅行先などで急にクルマが必要になった時に、その場で予約してすぐにクルマを利用できるので、いざという時にとても便利です。
また、新型フィットe:HEVには、自動車メーカーのHONDAが運営するホンダエブリゴーで乗ることができます。
ホンダエブリゴーも月額基本料金無料のカーシェアです。
<参考:「カーシェアはどれも一緒」は嘘!カーシェア各事業社の特長(2)ホンダエブリゴー>
入会しておくと、もしもの場合に便利なカーシェアリング。
ぜひカーシェアリングに入会して、まずは「試乗車」代わりに思う存分試してみてくださいね!