神戸でも超小型モビリティに乗れる!ワンウェイ型EVカーシェア「sea:mo(シーモ)」がサービスを開始♪

チョイモビ

現在、横浜の「チョイモビ ヨコハマ」や豊田市の「Ha:mo RIDE」など、日本各地で超小型モビリティを使ったワンウェイ型カーシェアリングの実証実験が行われていますが、新たに神戸でも超小型モビリティ等に乗れるワンウェイ型カーシェアリングの実証実験「sea:mo(シーモ)」がスタートしました。

2015年8月22日からスタートした「sea:mo(シーモ)」は、来年の2016年3月末まで実施されます。

「sea:mo(シーモ)」とは、どういったサービスなのでしょうか。
どんなクルマに乗ることができるのでしょうか。

「sea:mo(シーモ)」の全貌をご紹介します。

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ワンウェイ型カーシェア実証実験「sea:mo(シーモ)」とは?

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(source:Oneway型カーシェア実証実験 sea:mo(シーモ)

「sea:mo(シーモ)」は、日本ユニシス株式会社、株式会社ユビテック、三菱重工業株式会社、六甲産業株式会社の4社がEVカーと超小型モビリティを用いて行う、神戸市の「ワンウェイ型カーシェアリングに関する実証実験」です。

環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」の採択を受けた「sea:mo(シーモ)」は、公共交通とカーシェアの利用を促進することでCO2排出を削減し、将来的には地球温暖化対策に貢献することを目的としています。

実施事業者の4社の役割としては、日本ユニシス株式会社が「カーシェアリングシステムサービスの開発・提供」を、株式会社ユビテックが「カーシェアリングシステムサービス向け車載機の開発・提供」を、三菱重工業株式会社が「カーシェアリングシステムサービスの運用効率化支援(需要予測システムの提供など)」を、六甲産業株式会社が「カーシェアリングのオペレーション(車両管理・メンテナンスなど)」と「カーシェアリングのカスタマーサービス(カーシェアリング会員の募集など)」を行います。

「sea:mo(シーモ)」は「チョイモビ ヨコハマ」や「Ha:mo RIDE」と同様、実証実験ではありますが、実証実験といっても、利用者は会員登録さえ行えば、一般的なカーシェアリングサービス同じように利用することができます。

また、「sea:mo(シーモ)」はワンウェイ型のカーシェアリングサービスなので、複数のステーション(貸出ポート)で自由に乗り降りすることができます

例えば、「神戸駅で借りて、神戸ハーバーランドumieで返してお買いもの。買い物が終わったら、またsea:moを借りて、今度はメリケンパークへ」といった使い方ができるので、神戸市にお住まいの方はもちろん、観光客にとっても便利な移動手段だと言えます。

この「sea:mo(シーモ)」。

名前が「Ha:mo」に似ていますが、海側(sea)と山側(mountain))をつなぐモビリティ(mobility;移動手段)というコンセプトから名づけられたそうです。

海で、山で、自由に乗り降りできる神戸のワンウェイ型カーシェアリングとして、ぴったりの名前ですね。

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需要予測システムでステーションへの効率的な配車が可能に!

実は、この「sea:mo(シーモ)」には、これまでのワンウェイ型カーシェアリングにはない優れた特長があります。

ワンウェイ型カーシェアというと、利用者にとってかなり便利なサービスであるわけですが、事業者にしてみると、あるステーション(ポート)に貸出が集中し、あるステーション(ポート)に返却が集中するといった運用面での難しさがありました。

こうした運用面での課題は、実は事業者だけの問題ではなく、利用者にとっても利便性という点で問題になり、実際に「使いたいステーションにクルマがない」といったケースが生じることもありました。

こうした課題を解決するために「sea:mo(シーモ)」では、「需要予測システム」を導入しています。

この「需要予測システム」によって、事業運営者は、利用実績に基づいた各貸出ステーション(ポート)と貸出車両の需給の予測を定期的に把握し、効率的な車両の配車と回送を行うことができるようになりました。

なので、「sea:mo(シーモ)」では、「利用したいポートにクルマが無い」、「返却したいステーション(ポート)に空きが無い」といったことがなくなるというわけです。

「需要予測システム」、かなりの優れものですね。

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「sea:mo(シーモ)」を利用するには?

「sea:mo(シーモ)」を利用するためには、受付窓口での会員登録が必要です。

<「sea:mo(シーモ)」入会受付窓口>
・神戸ハーバーランドumieモザイク
神戸市中央区東川崎町1-6-1
・元町通り5丁目ステーション
神戸市中央区元町通り5-5
・生田川雲井通りステーション
神戸市中央区元町通り1-1

※受付窓口の場所は、下のMAPをご参考ください。

現地受付窓口の受付時間は、9:00~18:00です。

なお、公式Webサイトから、事前登録を済ませておくこともできます。
事前登録しておくと、受付窓口での待ち時間が短くて済むそうですので、ご入会の際は、ぜひ事前登録を済ませておいてください。
>「sea:mo(シーモ)」会員登録(事前登録)ページ

利用の方法は、一般的なカーシェアリングサービスと同じです。
念のために、利用手順を書いておきます。

<「sea:mo(シーモ)」利用手順>
1、スマートフォン等から「sea:mo(シーモ)」公式サイト(http://sea-mo.com)にアクセスし、車両と乗り捨てるステーション(ポート)を予約。予約は、利用の30分前からできます。

2、会員証もしくはICカードを車両のカードリーダーにかざし施錠を解除、利用開始。

3、予約したポートに車両を駐車し、会員証もしくはICカードで施錠し、返却終了。

以上です。
とってもカンタンです。

なお、クルマの貸出時間は8:00~22:00までになります。

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「sea:mo(シーモ)」では、どんなクルマに乗れるのか?料金は?

入会金・年会費は1,000円ですが、現在は実証実験期間につき入会金は無料だそうです(※)。

※簡易アンケートに回答する必要があります。

「sea:mo(シーモ)」では、1人乗りのトヨタ車体「COMS」、2人乗りの日産「ニューモビリティコンセプト」、4人乗りの三菱「i-MiVE」に乗ることができます。
なお、「日産ニューモビリティコンセプト」は11月頃の導入になるそうです。

利用目的、利用人数に合わせてクルマが選べるのはいいですね。

利用料金は、利用車種によって異なります。
支払いは、カード決済です。

coms

 

1人乗りのトヨタ車体「COMS」の利用料金は、「250円/15分」。

mobility_concept

 

 

 

 

2人乗りの日産「ニューモビリティコンセプト」の利用料金は、「300円/15分」。

i-MiEV

 

 

 

 

 

4人乗りの三菱「i-MiVE」の利用料金は、「350円/15分」。

 

 

 

※上記3点の写真のsource:神戸市「ワンウェイ型カーシェアリングに関する実証実験を開始します」

1月末までに限り、アンケートに答えると入会金同様、利用料金30分間が無料になるそうです。

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「sea:mo(シーモ)」は、どこで乗れるのか?

「sea:mo(シーモ)」の貸出&返却ステーション(ポート)を、地図上に表示してみました。

現在は9カ所しかありませんが、最終的には20カ所に拡大の予定。
トヨタ車体の「COMS」が5台、日産「ニューモビリティコンセプト」が5台、三菱「i-MiVE」が5台運用されるそうです。

入会金&利用料金30分間が無料の内に、ぜひ入会&利用しておきたいですね。

神戸に行った際は、ワンウェイ型カーシェアリング「sea:mo(シーモ)」の便利さを体験してみてください!

>「sea:mo(シーモ)」事前会員登録

※事前登録後に現地受付窓口での会員登録が必要になります。事前登録しておくと、受付窓口での待ち時間が短くて済みます。

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