ステーション数・車両数の伸び率は鈍化傾向が続くも
主要8社合計車両台数は、14,000台突破!
カーシェアの情報比較サイト「カーシェアリング比較360°」(http://www.carsharing360.com)カーシェアリング市場を独自に集計したデータ(主要8社)によると、2014年第四四半期(2014年10月~12月)のステーション数は2014年第三四半期に比べ2.9%増加、ステーション車両台数は3.7%増加していることがわかった。
2014年第二四半期の増加率(対2014年第一四半期 ステーション数:8.4%増、同車両台数:10.3%増)や第三四半期の増加率(対2014年第二四半期 ステーション数:3.9%増、同車両台数:5.8%増)に比べてやや勢いは衰えたものの、主要8社を合計した車両台数では14,000台を突破。依然伸長傾向を示しており、上位3社においては2015年も引き続きインフラ拡大基調は続くものと思われる。
また前期と同様に当該期間においても、車両台数の伸び率がステーション数の伸び率に比べて0.8%上回った。これは稼働率の高いステーションへの設置車両の増車によるものであり、1ステーション当たりの利用者数・利用頻度は着実に増えていると推測される。
経済産業省がまとめ、宮沢洋一経産相によって2014年11月に発表された「自動車戦略2014」によると、国内市場活性化の具体策ひとつにカーシェアリングや超小型モビリティなどの潜在需要を開拓しうる新たな自動車の保有・利用形態の検討が挙げられており、今後カーシェアリング市場はさらに拡大していくものと思われる。2015年の市場動向に、引き続き注目したい。
主要8社のステーション数、車両台数の推移は以下の通り。
1) サービス提供会社別 ステーション数推移(主要8社 2014.10~2014.12)
2) サービス提供会社別 車両台数推移(主要8社 2014.10~2014.12)
車両台数の推移については、ステーション数推移とほぼ同傾向。
「タイムズ カー プラス」は、単独でついに車両台数10,000台を突破し、業界第1位の座を盤石の状態にしている。
第2位の「オリックスカーシェア」は、車両台数を28台増加したものの、伸び率は1.8%に留まった。
第3位の「カレコ」は2014年第二四半期までは堅調に伸長していたものの、当該期間は2台を減らし、伸び率は-0.2%とマイナスに転じた。
Bグループでは、2014年第三四半期に29台の増加で10.8%と8社中もっとも大きな伸び率を示した「カリテコ」が、当該期間は1台増加のみの横ばいで推移。5位以下では、「アース・カー」が12台減らすなど、ステーション数推移と同様に停滞気味となっている。
3) 都道府県別 ステーション数推移(主要8社 2014.10~2014.12)
4) 都道府県別 車両台数推移(主要8社 2014.10~2014.12)
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※このデータは、「カーシェアリング比較360°」(株式会社ジェイティップス運営)が独自に収集したデータをもとに構成されています。
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