主要5社合計車両台数は20,000台を突破!
ステーション数は12,000箇所目前。
カーシェアの情報比較サイト「カーシェアリング比較360°」( http://www.carsharing360.com ) が、カーシェアリング市場を独自に集計したデータ(主要5社)によると、2016年第三四半期(2016年7月~9月)のステーション数は2016年6月末に比べ5.3%増加、車両台数は5.8%増加していることがわかった。
2016年第二四半期(対2016年第一四半期 ステーション数:4.1%増、同車両台数:5.7%増)ではステーション数の伸び率で若干減少傾向を示したが、今期はステーション数・車両台数の伸び率が揃って増加した。
タイムズ カー プラス、オリックスカーシェア、カレコ・カーシェアリングクラブ、カリテコ、アース・カーの主要5社における合計ステーション数は11,334箇所となり、12,000箇所が目前となった。車両台数も20,259台となり、20,000台を突破した。特にタイムズ カー プラスの増加が著しく、約730台の増加となった。前期同様、今期もタイムズ カー プラスとカレコがステーション数、車両台数ともに順調に数を増やしており、この2社のステーション拡大基調は続くものと思われる。
その他の話題としては、第三四半期においてもカレコは新車種の導入に積極的で、8月には高級車「レクサス」を導入した。また、タイムズ カー プラスは新たに配備するすべてにクルマにバックモニターを標準搭載することを10月に発表し、利用者の利便性向上に繋がるサービスの提供を開始した。2016年第四四半期も、カーシェアリング市場動向からますます目が離せない。
主要5社のステーション数、車両台数の推移は以下の通り。
1) サービス提供会社別 ステーション数推移(主要5社 2016.7~9)
業界第1位「タイムズ カー プラス」は、前期の4.3%を上回り、4.7%の増加となった。ステーション数も「タイムズ カー プラス」だけで約8,500箇所となり、2位以下を大きく引き離した。引き続きタイムズ独走傾向は続くと思われる。
前期に30ステーションを増加した第2位の「オリックスカーシェア」は、17ステーションの増加に留まり、1位の「タイムズ カー プラス」との差が開くこととなった。
前期に7.1%と「タイムズ カー プラス」以上の伸長率を見せた第3位の「カレコ」は、今期も154ステーション増やし、前期を大幅に上回る20.1%という高い伸長率で推移している。
4位以下のBグループでは、「カリテコ」が11ステーションを増やし、伸長率が4.3%となった。前期にステーション数を減らした「アース・カー」は、ステーション数を5箇所増やし、伸び率が2.4%となった。
2) サービス提供会社別 車両台数推移(主要5社 2016.7~9)
車両台数の推移については、ステーション数推移とほぼ同傾向。
前期に15,000台を突破した「タイムズ カー プラス」は、今期16,000台目前となり、業界第1位の座は、もはやゆるぎない。
第2位の「オリックスカーシェア」は72台を増やし、前期の1.5%に比べ3.1%と伸び率が増加したが、車両増加数はタイムズ カー プラスの10分の1に留まった。
第3位の「カレコ」は前期の2倍以上となる290台を増やし、27.5%と高い伸び率で大幅に増加した。車両増加数では、1位のタイムズ カー プラスに次ぐ勢いで伸長している。
Bグループでは、前期17台増加だった4位「カリテコ」が18台増加し伸長率5.5%。前期1台増加のみで、伸長率0.8%だった5位の「アース・カー」は今期も2台のみの増加に留まり、伸長率は0.8%となった。
3) 都道府県別 ステーション数推移(主要5社 2016.7~9)
4) 都道府県別 車両台数推移(主要5社 2016.7~9)
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※このデータは、「カーシェアリング比較360°」(株式会社ジェイティップス運営)が独自に収集したデータをもとに構成されています。
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