ステーション数・車両数ともに堅調に伸長。
主要8社合計車両台数は、13,000台目前!
カーシェアの情報比較サイト「カーシェアリング比較360°」(http://www.carsharing360.com)が、カーシェアリング市場を独自に集計したデータ(主要8社)によると、2014年第二四半期(2014年4月~6月)のステーション数は2014年第一四半期に比べ8.4%増加、ステーション車両台数は10.3%増加していることがわかった。
2014年第一四半期の増加率(対2013年第四四半期 ステーション数:4.8%増、同車両台数:6.2%増)に比べ、若干上昇。堅調に伸長を続けている。サービス提供会社間ではばらつきはあるものの、今後も引き続きインフラ拡大基調はつづくものと思われる。
前期同様に当該期間においても、ステーション数の伸び率よりも車両台数の伸び率が1.9%大きく、これは稼働率の高いステーションへの設置車両の増車によるものであり、1ステーション当たりの利用者数・利用頻度が着実に増えているともいえる。また上位陣はハイブリッド車、SUV、外車の導入など設置車種のバリエーション展開、料金プランの改定、ワンウェイ方式(乗り捨て型)の導入発表など、利用者へのサービス向上に余念がなく、2014年下半期の市場動向はさらに目が離せない。
主要8社のステーション数、車両台数の推移は以下の通り。
1) サービス提供会社別 ステーション数推移(主要8社 2014.4~2014.6)
2) サービス提供会社別 車両台数推移(主要8社 2014.4~2014.6)
車両台数の推移については、ステーション数推移とほぼ同傾向。
「タイムズ カー プラス」は、ついに車両台数9,000台を突破。引き続き業界第1位の座は盤石の状態。
第2位の「オリックスカーシェア」は、18台の増加で伸び率も0.9%にとどまった。1位の「タイムズ カー プラス」に若干引き離される感じになったが、今後の巻き返しに期待したい。
第3位の「カレコ」は38台の増加(伸び率4.5%)と2014年第一四半期の46台の増加(伸び率5.8%)に比べて減少はしたものの、堅調に前進している。
Bグループでは、「カリテコ」がステーション数と同様に車両台数でも「アース・カー」を抜いて第4位に。27台の増加で11.2%の伸び率を記録した。5位以降では、ステーション数推移と同様に停滞気味となっている。
3) 都道府県別 ステーション数推移(主要8社 2014.4~2014.6)
都道府県別のステーション数では、首都圏、京阪神地区でのステーション開設偏重の傾向は変わらないものの、新たに岩手県に2件のステーションが開設され、未だステーションのない都道府県は12県となった。今後更なる空白県へのステーション設置を期待していきたい。
なお、7月24日にオリックス自動車がメルセデス・ベンツ日本とアマノとの共同で、ワンウェイ方式のカーシェアリング「smaco(スマコ)」を9月1日から横浜市内でスタートすることを発表した。市内に約8カ所のステーションが整備される予定。ワンウェイ方式のカーシェアリングは規制緩和に伴う国内初の試みであるため非常に興味深く、カーシェアリング比較360°では「smaco(スマコ)」の動向に注目していきたい。
4) 都道府県別 車両台数推移(主要8社 2014.4~2014.6)
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※このデータは、「カーシェアリング比較360°」(株式会社ジェイティップス運営)が独自に収集したデータをもとに構成されています。
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