主要5社合計ステーション数は11,000箇所目前。
合計車両台数は20,000台までカウントダウン!
カーシェアの情報比較サイト「カーシェアリング比較360°」( http://www.carsharing360.com ) が、カーシェアリング市場を独自に集計したデータ(主要5社)によると、2016年第二四半期(2016年4月~6月)のステーション数は2016年3月末に比べ4.1%増加、車両台数は5.7%増加していることがわかった。
2016年第一四半期(対2015年第四四半期 ステーション数:3.0%増、同車両台数:6.0%増)ではステーション数の伸び率で若干上昇率が緩んだが、今期はステーション数・車両台数が共に堅調に伸びた。
市場影響力のあるサービス会社は、タイムズ カー プラス、オリックスカーシェア、カレコ・カーシェアリングクラブ、カリテコ、アース・カーの主要5社における合計ステーション数は10,766箇所となり、11,000箇所が目前となった。車両台数も19,145台となり、特にタイムズ カー プラスの増加が著しく、約850台の増加となった。前期同様、今期もタイムズ カー プラスとカレコがステーション数、車両台数ともに順調に数を増やしており、この2社のステーション拡大基調は続くものと思われる。
7月に、カレコは沖縄に初進出し、カーシェアリングサービスを開始した。また、オリックスカーシェアは駐車場シェアリングの軒先パーキング(東京・目黒)と業務提携し、駐車場シェアの割引サービスを始めると発表した。2016年後半戦も、カーシェアリング市場動向からますます目が離せない。
主要5社のステーション数、車両台数の推移は以下の通り。
1) サービス提供会社別 ステーション数推移(主要5社 2016.4~6)
業界第1位「タイムズ カー プラス」は、2015年第三四半期に伸長率が7%を下回って以来、その後は3%程度の伸長率で推移していたが今期は4.3%の増加となった。ステーション数も「タイムズ カー プラス」だけで8,000箇所を突破し、2位以下を大きく引き離した。引き続きタイムズ独走傾向は続くと思われる。
前期6ステーションの増加にとどまった第2位の「オリックスカーシェア」は、今期30ステーションの増加を見せたが、1位の「タイムズ カー プラス」の伸長率が大きく、その差が開くこととなった。
前期に5.6%と「タイムズ カー プラス」以上の伸長率を見せた第3位の「カレコ」は、今期も51ステーション増やし、前期を上回る7.1%という高い伸長率で推移している。
4位以下のBグループでは、「カリテコ」が12ステーションを増やし、伸長率が4.9%となった。「アース・カー」はステーション数を1箇所減らし、伸び率が-0.5%となった。
2) サービス提供会社別 車両台数推移(主要5社 2016.4~6)
車両台数の推移については、ステーション数推移とほぼ同傾向。
前期に14,000台を突破した「タイムズ カー プラス」は、今期15,000台を突破し、業界第1位の座は、もはやゆるぎない。
第2位の「オリックスカーシェア」は、車両台数を34台増加で、伸び率は1.5%に留まった。
第3位の「カレコ」は前期の約2倍の130台を増やし、14.1%と高い伸び率で増加した。昨年末より都内を中心に増車を図る「カレコ」は、引き続き増加傾向を維持する見込み。
Bグループでは、前期8台増加だった4位「カリテコ」が17台増加し伸長率4.9%。前期23台増やし、伸長率9.5%だった5位の「アース・カー」は1台のみの増加となり、伸長率は0.4%となった。
3) 都道府県別 ステーション数推移(主要5社 2016.4~6)
4) 都道府県別 車両台数推移(主要5社 2016.4~6)
都道府県別の車両台数の推移については、ステーション数推移と同傾向。
東京都内では、7,288台(2016年第一四半期から388台増)になり、7,000台を突破した。神奈川県も116台増加し、2,000台を超えた。
また、大阪は2,998台(2016年第一四半期から113台増)になり、3,000台突破が目前となった。その他、京都府は19台を増やし500台を突破。北海道は37台増やし200台を突破。埼玉県は56台増やし800台目前となっている。更なる増加に期待したい。
全国計で見ると、2016年第一四半期の18,115台から19,145台と堅調に増加し、19,000台を突破した。
2016年第三四半期には、20,000台を超えることが予想される。
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※このデータは、「カーシェアリング比較360°」(株式会社ジェイティップス運営)が独自に収集したデータをもとに構成されています。
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