主要5社合計車両台数は21,000台を突破!
合計ステーション数は12,000箇所目前。
カーシェアの情報比較サイト「カーシェアリング比較360°」( http://www.carsharing360.com ) カーシェアリング市場を独自に集計したデータ(主要5社)によると、2016年第四四半期(2016年10月~12月)のステーション数は2016年9月末に比べ4.0%増加、車両台数は4.6%増加していることがわかった。
2016年第三四半期(対2016年第二四半期 ステーション数:5.3%増、同車両台数:5.8%増)ではステーション数・車両台数の伸び率が揃って増加したが、今期は第三四半期に比べるとステーション数・車両台数ともに伸び率が若干ながら減少する結果となった。
タイムズ カー プラス、オリックスカーシェア、カレコ・カーシェアリングクラブ、カリテコ、アース・カーの主要5社における合計ステーション数は11,793箇所となり、2017年第一四半期には12,000箇所を突破することが確実となった。車両台数も21,201台となり、21,000台を突破した。特にタイムズ カー プラスの増加が著しく、約630台の増加となった。前期同様、今期もタイムズ カー プラスとカレコがステーション数、車両台数ともに順調に数を増やしており、この2社のステーション拡大基調は続くものと思われる。
その他の話題としては、カレコを運営するカーシェアリング・ジャパンが2017年度末をめどに、東京都と神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県でカーシェアリングサービスの車両台数を倍増の3千台程度に増やすことを発表した。さらに、カレコは17年中に大阪府や兵庫県など関西地区にも出店エリアを拡大する予定している。また、これまで全車禁煙だったオリックスカーシェアは、業界で初めて加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」専用の車両を東京都内の60ステーションに設置した。2017年第一四半期も、カーシェアリング市場動向からますます目が離せない。
主要5社のステーション数、車両台数の推移は以下の通り。
1) サービス提供会社別 ステーション数推移(主要5社 2016.10~12)
業界第1位「タイムズ カー プラス」は、前期の4.7%から伸長率を下げ、3.3%の増加となった。第2位の「オリックスカーシェア」は48箇所増加し、3.3%の伸長率で「タイムズ カー プラス」と並ぶ形となった。
ステーション数では「タイムズ カー プラス」だけで約8,700箇所となり、依然2位以下を大きく引き離している。引き続きタイムズ独走傾向は続くと思われる。
前期に20.1%と「タイムズ カー プラス」以上の伸長率を見せた第3位の「カレコ」は、今期も117ステーション増やし、12.7%という高い伸長率で推移している。
4位以下のBグループでは、「カリテコ」が12ステーションを増やし、伸長率が4.5%となった。前期にステーション数を5箇所増やし、伸び率が2.4%であった「アース・カー」は、今期は3箇所の増加にとどまり、伸び率も1.4%と若干下げる結果となった。
2) サービス提供会社別 車両台数推移(主要5社 2016.10~12)
車両台数の推移については、ステーション数推移とほぼ同傾向。
「タイムズ カー プラス」は、今期16,000台を突破し、業界第1位の座は、もはやゆるぎない。
第2位の「オリックスカーシェア」は123台を増やし、前期の3.1%に比べ5.2%と伸び率が増加したが、車両増加数はタイムズ カー プラスの5分の1に留まった。
第3位の「カレコ」は今期も大幅な増車となる183台を増やし、13.6%と高い伸び率となった。車両増加数では、1位のタイムズ カー プラスに次ぐ勢いで伸長している。
Bグループでは、前期18台増加だった4位「カリテコ」が5台増加し伸長率1.4%。前期2台増加のみで、伸長率0.8%だった5位の「アース・カー」は今期2台の減少となり、伸長率は-0.7%となった。
3) 都道府県別 ステーション数推移(主要5社 2016.10~12)
4) 都道府県別 車両台数推移(主要5社 2016.10~12)
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※このデータは、「カーシェアリング比較360°」(株式会社ジェイティップス運営)が独自に収集したデータをもとに構成されています。
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