カーシェアリング市場動向
2020年総括版：主要6社 – ステーション数・車両台数の推移

主要6社のステーション数、車両台数の推移は以下の通り。

業界第1位の「タイムズカーシェア」は、昨年から128箇所増とほぼ横ばいで推移。伸び率は1.0%にとどまった。 第2位の「カレコ」は、順調に数を伸ばし、226箇所増で2,614箇所。第3位の「オリックスカーシェア」は89箇所減らし、1,844箇所となった。
Bグループでは、「カリテコ」が3箇所の減少で360箇所（-0.8％）、「ホンダ エブリゴー」は24箇所増で125箇所（伸長率23.8％）、「earthcar」は41箇所の増加で85箇所（伸長率93.2％）となっている。

ステーション数で若干の増加を見せた「タイムズカーシェア」は、車両台数では248台減らし27,209台（-0.9％）となった。
第2位の「カレコ」は、車両台数でもステーション数同様、上位3位の中では唯一順調に560台増加し、4,750台（伸長率13.4％）となった。
第3位の「オリックスカーシェア」は、297台減らし、2,987台（-9.0％）となった。
Bグループでは、第4位の「カリテコ」が4台減で464台（-0.9％）、第5位「ホンダ エブリゴー」は15台増やし181台（伸長率9.0％）、第6位の「earthcar」が62台増やし127台（伸長率95.4％）となった。

都道府県別のステーション数は、東京都で6,704箇所（140箇所増）、大阪府で2,745箇所（76箇所増）、神奈川県で1,849箇所（32箇所増）、千葉県で774箇所（12箇所増）、愛知県で984箇所（1箇所減）、 兵庫県で927箇所（23箇所増）となり、2021年もかわらず首都圏、京阪神地区でのステーション開設偏重の傾向となった。
また、奈良県（10箇所減）、静岡県（6箇所減）、三重県（5箇所減）、鳥取県（5箇所減）、滋賀県（4箇所減）など、コロナ渦の影響もあってか、ステーション数が減少している県が多く見受けられた。

都道府県別の車両台数の推移については、コロナ渦の影響もあってか全国的に増車数の減少傾向が見受けられる。 また、大阪府（58台減）、京都府（37台減）、静岡県（28台減）、愛知県（17台減）、奈良県（16台減）、広島県（14台減）、鳥取県（12台減）など、車両台数が減少している府県も多く見られた。