ステーション数・車両数とも堅調に伸長!
主要8社合計車両台数は、8,000台を突破。
カーシェアの情報比較サイト「カーシェアリング比較360°」(http://www.carsharing360.com) が、カーシェアリング市場を独自に集計したデータ(主要8社)によると、2013年第一四半期(2013年1月~3月)のステーション数は2012年末時点に比べ7.5%増加、ステーション車両台数は8.4%増加していることがわかった。
前年同期の増加率(対2011年 ステーション数:9.3%増、同車両台数:14.5%増)に比べ、若干落ち着いたものの、増加数では前年並みの数字であり、2013年もまだまだインフラ拡大基調はつづくものと思われる。 当該期間においては、ステーション数の伸び率よりも車両台数の伸び率が5ポイント弱大きく、これは稼働率の高いステーショへの設置車両の増車によるものであり、1ステーション当たりの利用者数・利用頻度が着実に増えているともいえる。
主要8社のステーション数、車両台数の推移は以下の通り。
※2013年より、「カーシェアリング・ワン」、「Dシェア」を加えた「主要8社」としています。
1) サービス提供会社別 ステーション数推移(主要8社 2013.1~2013.3)
業界第1位「タイムズ カー プラス」は伸び率が10.5%となっており、変わらず市場を大きく牽引している。第2位「オリックスカーシェア」は4箇所の増加(伸び率0.4%)に留まり、第3位の「カレコ」は、18ステーションの増加(伸び率3.8%)。
注目は、「三井不動産リアルティ株式会社」との資本・業務提携をした「カレコ」。
首都圏において今後2年間で現在の約3倍となる1,500台規模での運営を目指すと発表しており、同社のステーション開設ラッシュが第二四半期以降はじまる可能性がある。上位陣シェア争いの台風の目になりそうだ。
4位以降では、Dシェア(大和リース)の伸び率が31.5%と大幅に増加。エコロカ(日本自動車サービス)に迫る勢いを見せている。
2) サービス提供会社別 車両台数推移(主要8社 2013.1~2013.3)
車両台数の推移については、ステーション数推移とほぼ同傾向。
「タイムズ カー プラス」が、車両台数5,000台に到達。第2位の「オリックスカーシェア」との差がさらに開いた。
ステーション数同様に、「タイムズ カー プラス」がこのまま差を広げていくのか、「オリックスカーシェア」、「カレコ」が追い上げをみせるのか!?
特に「オリックスカーシェア」は、昨年の同時期は、【月額基本料 0円のBプラン】を導入するなど大きな施策を打っており、この4月以降にまた思い切った動きをする可能性がありそうだ。
2013年も、車両台数に関わらずこの上位3社の動向について目が離せない。
Bグループでは、「エコロカ」が11.6%、Dシェア(大和リース)が、31.0%と堅調な伸び率となっている。
3) 都道府県別 ステーション数推移(主要8社 2013.1~2013.3)
4) 都道府県別 車両台数推移(主要8社 2013.1~2013.3)
【免責事項】
※このデータは、「カーシェアリング比較360°」(株式会社ジェイティップス運営)が独自に収集したデータをもとに構成されています。
※各カーシェアリング提供会社の公式発表データではありませんのでご了承ください。
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