カーシェアリング市場動向
2015年第二四半期:主要8社

ステーション数・車両数ともに伸び率は上昇。
主要8社合計車両台数は、15,000台を突破!

カーシェアの情報比較サイト「カーシェアリング比較360°」(http://www.carsharing360.com)が、カーシェアリング市場を独自に集計したデータ(主要8社)によると、2015年第二四半期(2015年4月~6月)のステーション数は2015年第一四半期に比べ5.3%増加、ステーション車両台数は6.4%増加していることがわかった。

2015年第一四半期の増加率(対2014年第四四半期 ステーション数:1.5%増、同車両台数:3.7%増)に比べて、ステーション数・車両台数の増加率はともに上昇し、主要8社の合計ステーション数は9,000箇所を突破した。また主要8社の合計車両台数も15,000台を突破しており、特にタイムズ カー プラスの増加が著しく、まだまだインフラ拡大基調は続くものと思われる。
また前期と同様に該当期間においても、車両台数の伸び率がステーション数の伸び率に比べて1.1%上回った。これは稼働率の高いステーションへの設置車両の増車によるものであり、1ステーション当たりの利用者数・利用頻度は確実に増えているものと思われる。
2015年第二四半期においては、タイムズ カー プラスが都内初となるワンウェイ(乗り捨て)型カーシェアリング「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive」のサービスを4月10日から開始。また、まだ実証実験の段階ではあるが、「チョイモビ ヨコハマ」や「Ha:mo RIDE」をはじめとする超小型モビリティを利用したワンウェイ型のカーシェアリングも全国に拡大しており、今後は従来のラウンドトリップ式カーシェアリングと併せて、乗り捨て式のカーシェアリングの動向も興味深い。2015年下半期の市場動向に、引き続き注目したい。

主要8社のステーション数、車両台数の推移は以下の通り。

1) サービス提供会社別 ステーション数推移(主要8社 2015.4~6)

2) サービス提供会社別 車両台数推移(主要8社 2015.4~6)

3) 都道府県別 ステーション数推移(主要8社 2015.4~6)

4) 都道府県別 車両台数推移(主要8社 2015.4~6)