カーシェアリング市場動向(2018年第二四半期:主要5社)

主要5社合計車両台数は28,000台を突破!
合計ステーション数も15,000箇所目前!

カーシェアの情報比較サイト「カーシェアリング比較360°」( http://www.carsharing360.com ) (主要5社)によると、2018年第二四半期(2018年4月〜6月)のステーション数は2018年3月末に比べ2.9%増加、車両台数は4.5%増加していることがわかった。

2018年第一四半期(対2017年第四四半期 ステーション数:3.6%増、同車両台数:4.8%増)ではステーション数・車両台数ともに伸び率が増加したが、今期は若干ながら減少する結果となった。

タイムズ カー プラス、オリックスカーシェア、カレコ・カーシェアリングクラブ、カリテコ、アース・カーの主要5社における合計ステーション数は14,678箇所となり、15,000箇所目前となった。車両台数も28,278台となり、28,000台を突破した。事業者別に見ると、変わらずタイムズ カー プラスの独走が続いており、今期は前期(697台増加)を上回り886台の増加となった。
また、第一四半期に車両台数とステーション数でオリックスカーシェアを抜き第2位に躍り出たカレコ・カーシェアリングクラブは、車両台数で前期の358台の倍以上となる989台の増加となった。またステーション数では91箇所増加したカレコ・カーシェアリングクラブは全体で1,754箇所となり、車両台数・ステーション数ともに第2位の地位を維持継続した。今期もステーション数、車両台数ともに順調に数を増やしたタイムズ カー シェアとカレコ・カーシェアリングクラブのステーション拡大基調は、まだまだ続くものと思われる。

その他の話題としては、4月にカレコ・カーシェアリングクラブが月額基本料無料プランの提供を開始した。また、タイムズ カー プラスは4月に小田急電鉄と提携し、首都圏の12駅で「レール&カーシェア」のサービスを開始。6月には、カーシェアリング車両に自社駐車場の満空情報や災害情報、利用者の属性に合った情報などをリアルタイムで送信する「V-Lowマルチメディア放送」を始めた。他にも、4月にオリックスカーシェアが東北エリアでカーシェアリングサービスを開始し、また5月には大阪空港にカーシェア拠点を開設するなど、さらにカーシェアリングを利用しやすい環境が整ったカーシェアリング。2018年第三四半期も、カーシェアリング市場動向からますます目が離せない。

主要5社のステーション数、車両台数の推移は以下の通り。

1) サービス提供会社別 ステーション数推移(主要5社 2018.4〜6)

2) サービス提供会社別 車両台数推移(主要5社 2018.4〜6)

3) 都道府県別 ステーション数推移(主要5社 2018.4〜6)

4) 都道府県別 車両台数推移(主要5社 2018.4〜6)

<2018年第二四半期 主要トピックスまとめ>

カレコ、月会費無料プラン提供を開始。
入会ハードルが下がり、利用者の増加へ。

三井不動産リアルティが運営するカレコ・カーシェアリングクラブが、カーシェアリングサービスで月会費無料プランの提供を開始した。月会費無料プランは、いち早くオリックスカーシェアが提供していたが、今回のカレコによる月会費無料プランの開始により、入会ハードルが下がることから、さらにカーシェア利用者は増える見込みだ。
月会費無料プランでの利用料金は、ベーシックプラン(月会費980円)に比べて「ミドルクラス」の利用料金(10分)で40円、距離料金(1q)で2円高く設定されている。
各サービス提供会社がカーシェア用車両台数・ステーション数の増加で競っているなか、今回のカレコの新プランの導入により、会員獲得でもいっそう競争が激しくなるものと思われる。

オリックスカーシェア、東北エリアでカーシェアサービスを開始。
大阪空港にもカーシェア拠点を開設。

オリックスカーシェアは、4月20日から東北エリア(青森・岩手・宮城・福島の4県)でカーシェアリングサービスを開始した。東北新幹線の主要駅から徒歩圏内に11ステーションを開設し、コンパクトカーを中心に20台を配備した。東北エリアでのサービス開始に伴い、オリックスカーシェアは1都17府県でカーシェアサービスを展開することとなった。
また、オリックスカーシェアは5月、大阪国際(伊丹)空港にカーシェアステーションを開設した。ホンダ「ヴェゼル」やトヨタ「アクア」など5台の車両を配備した。

タイムズ カー プラス、小田急と提携で「レール&カーシェア」を増強。
利用者にV-Lowマルチメディア放送も開始。

タイムズ カー プラスは、これまで福岡市交通局やJR西日本、JR東海などと提携し、「レール&カーシェア」のサービス提供を行ってきたが、4月には小田急電鉄とも提供し、首都圏の12駅で、「レール&カーシェア」サービスを開始した。「レール&カーシェア」は、提携鉄道会社系のICカードをカーシェアリング車両の読み取り装置にかざすことで、料金が割引になるサービス。出張時などの移動手段として主に使われるレンタカーをカーシェアリング車両に切り替えてもらうのが狙いだ。「レール&カーシェア」の割引額は15分の利用料金に相当する約200円となっている。タイムズ カー プラスは、今後も鉄道会社との提携を強化することで「レール&カーシェア」サービスの拡充に注力していく模様だ。
またタイムズ カー プラスは6月、カーシェアリングサービス車両に自社駐車場の満空情報や災害情報、利用者の属性に合った情報などをリアルタイムで送る「V-Lowマルチメディア放送」を開始した。まずは1都3県から開始し、将来的には全国展開を見込んでいる。駐車場の稼働率を高めるとともに、利用者の利便性を高めてリピーターを増やすのが狙いだ。

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