ステーション数・車両台数の推移
主要8社のステーション数、車両台数の推移は以下の通り。
1) サービス提供会社別 ステーション数推移(主要8社 2012.12~2013.12)
業界第1位「タイムズ カー プラス」は2011年から2012年にかけて三桁代の増加であったが、2013年は「カーシェアリング比較360°」(http://www.carsharing360.com)が集計を開始して以来、はじめて四桁台代の大増設となった。
第2位「オリックスカーシェア」と第3位の「カレコ」は、三桁代の増加で変わらず業界を牽引している。特に「カレコ」は47.7%と過去最大の伸び率で、4位以降を大きく引き離した。
カーシェアリングは、利用者の近隣500メートル圏内にカーステーションが有るか否かがサービス会社選定の最初の要素になるともいわれていることから、2014年以降も上位3社のステーション開設状況がカーシェアリング利用者の拡大と、市場におけるシェア争いの大きな鍵になりそう。
4位以降のBグループでは、「アース・カー」が約47%、「カリテコ」が約35%の伸び率を見せており、まだまだインフラ整備に余念がない。
逆に「エコロカ」と「カーシェアリング・ワン」は集計以来、はじめて減少した。「カーシェアリング・ワン」においては、事業譲渡により運営会社が株式会社イチネンカーシェアリングから株式会社JoyCaに変更している。
市場影響力のある既存サービス会社は、2013年1月から8社と変わらず。2014年も8社を調査対象とし、今後の各社の動向に注目していきたい。
2) サービス提供会社別 車両台数推移(主要8社 2012.12~2013.12)
「タイムズ カー プラス」が、52.8%の伸び率で車両台数7,000台を突破し、第1位の座を不動のものとしている。
第2位の「オリックスカーシェア」は「タイムズ カー プラス」に水をあけられてしまったものの、車両台数2,000台を超えており、ハイブリッド車比率20%以上を目指した導入車種のエコカー展開など独自のサービスを武器とした今後の追い上げに期待したい。
第3位の「カレコ」は42.4%の伸び率で、2012年第2位の「オリックスカーシェア」をしっかりと追随している。
Bグループでは、「アース・カー」、「カリテコ」、「Dシェア」の3社が堅調に増加。2011年から2012年にかけて135.5%の伸び率を見せた「アース・カー」の勢いは2013年は若干鈍化したものの、車両台数300台を目前としている。
2011年から2012年にかけて89.1%の伸び率を見せた「エコロカ」は、2013年にサービスを一時停止していた17箇所のステーションを閉鎖したため、2013年は減少に転じたが、それでも伸び率は-1.7%にとどめており、今後の巻き返しに期待。2014年も各社の動きからまだ目が離せない。
3) 都道府県別 ステーション数推移(主要8社 2012.12~2013.12)
4) 都道府県別 車両台数推移(主要8社 2012.12~2013.12)
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※このデータは、「カーシェアリング比較360°」(株式会社ジェイティップス運営)が独自に収集したデータをもとに構成されています。
※各カーシェアリング提供会社の公式発表データではありませんのでご了承ください。
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