カーシェアリング市場動向
2021年総括版：主要6社 – ステーション数・車両台数の推移

主要6社のステーション数、車両台数の推移は以下の通り。

業界第1位の「タイムズカーシェア」は、一昨年から112箇所増とほぼ横ばいで推移。伸び率は0.9%にとどまった。
第2位の「カレコ」は、順調に数を伸ばし、407箇所増で3,021箇所となり3,000箇所を突破。第3位の「オリックスカーシェア」は223箇所と大幅に減らし、1,621箇所となった。
Bグループでは、「カリテコ」が13箇所増で373箇所（伸長率3.6％）、「ホンダ エブリゴー」は44箇所増で136箇所（伸長率8.8％）、「earthcar」は44箇所の増加で129箇所（伸長率51.8％）となっている。

ステーション数で若干の増加を見せた「タイムズカーシェア」は、車両台数では587台と大幅に減らし26,622台（伸長率-2.2％）となった。
第2位の「カレコ」は、車両台数でもステーション数同様、上位3位の中では唯一順調に630台増加し、5,380台（伸長率13.3％）となった。
第3位の「オリックスカーシェア」は、423台と大幅に減らし、2,564台（伸長率-14.2％）となった。
Bグループでは、第4位の「カリテコ」が38台増で502台（伸長率8.2％）、第5位「ホンダ エブリゴー」は30台増やし211台（伸長率16.6％）、第6位の「earthcar」が61台の増やし188台（伸長率48.0％）となった。

都道府県別のステーション数は、東京都で6,949箇所（245箇所増）、大阪府で2,796箇所（51箇所増）、神奈川県で1,941箇所（92箇所増）、千葉県で813箇所（39箇所増）、愛知県で949箇所（35箇所減）、 兵庫県で971箇所（44箇所増）となり、2021年もかわらず首都圏、京阪神地区でのステーション開設偏重の傾向となった。
また、北海道（61箇所減）、岡山県（25箇所減）、広島県（22箇所減）、沖縄県（24箇所減）など、コロナ渦の影響もあってか、ステーション数が減少している県が多く見受けられた。

都道府県別の車両台数の推移については、コロナ渦の影響もあってか全国的に増車数の減少傾向が見受けられる。
また、北海道（250台減）、宮城県（93台減）、千葉県（81台減）、大阪府（83台減）、福岡県（82台減）、沖縄県（115台減）など、車両台数が減少している道府県も多く見られた。