ステーション数・車両台数の推移
主要9社のステーション数、車両台数の推移は以下の通り。
1) サービス提供会社別 ステーション数推移(主要9社 2011.12~2012.12)
業界第1位「タイムズプラス」と第2位「オリックスカーシェア」は、三桁代の増加で変わらず業界を牽引している。
第3位の「カレコ」は、三桁代には届かないものの、92箇所のステーションを増設し、確かな存在感を示している。
カーシェアリングは、利用者の近隣500メートル圏内にカーステーションが有るか否かがサービス会社選定の最初の要素になるともいわれていることから、2013年以降も上位3社のステーション開設状況がカーシェアリング利用者の拡大と、市場におけるシェア争いの大きな鍵になりそう。
4位以降のBグループでは、「レオガリバー」、「まちのりくん」、「ガリバーカーシェアメイト」がサービスを終了してしまったものの、「エコロカ」、「カリテコ」、「アース・カー」の3社の伸び率は60%を超えており、上位3社との差をじりじりと縮めつつある。
市場影響力のある既存サービス会社は、2012年1月時点では9社だったものが、3社がサービス終了となり6社になったが、2013年からはこの6社に、大和リース(D-Share)、イチネンカーシェアリング(カーシェアリング・ワン)を加えた計8社を調査対象とし、今後の各社の動向に注目していきたい。
2) サービス提供会社別 車両台数推移(主要9社 2011.12~2012.12)
「タイムズプラス」が、車両台数5,000台を目前とする伸長となり、第1位の座を不動のものとしている。
第2位の「オリックスカーシェア」は車両台数2,000台まで間近となる伸長を見せており、料金体系の大幅改定や日産自動車との連携による人気車種の導入など様々なサービス展開などを武器に、今後の追い上げに期待したい。
Bグループでは、2011年1月時点では76台だった「アース・カー」の車両台数が135.5%の大幅伸長で「カリテコ」の車両台数を追い抜くなどの活発な動きが見られた。その「カリテコ」も62.0%、さらに「エコロカ」は89.1%と、各社堅調な伸び率となっており、2013年も各社の動きから目が離せない。
3) 都道府県別 ステーション数推移(主要9社 2011.12~2012.12)
4) 都道府県別 車両台数推移(主要9社 2011.12~2012.12)
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